ユネスコスクール

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本校は創立30周年の一環として、平成21年8月21日に九州の小・中・高等学校としては初めて「ユネスコスクール」に加盟し、「国際理解教育」と「地域歴史文化教育」の2つをテーマとして活動しています。

 

  

 

 

以下は加盟当時の経緯です。


 

ユネスコスクール活動宣言


 私たちは、日本という恵まれた国に暮らしているが、そのことを当然のように思い、感謝の気持ちが乏しい。また、私たちの住む郷土には、祖先が残してくれた豊かな歴史、素晴らしい文化があるにも関わらず、感心が持てず、誇りを抱くことが出来ていない。
 自分たちの暮らす郷土に、誇りを抱くことが出来ないということは、 自分たち自身に、誇りを持てないということに繋がるのではないだろうか。私たちは、自分の暮らす郷土の自然と歴史を学び、誇りを持って語れる人間になりたい。
 ユネスコスクール加盟を機に、自分たちの暮らす郷土の素晴らしさに気付き、より深く学ぶ。その素晴らしさをユネスコの国際的な活動を通じて、世界の人々に伝える。また、様々な国を知り、そこに暮らす人々と積極的に交流することによって「自分たちが世界のために出来ることは何か」と考え、自主的に行動することが出来る人間を目指したい。

 

 ユネスコスクール活動指針


 ・自分の意見を持ち、何事も積極的に取り組もう。

 ・郷土の自然や歴史を学び、郷土を好きになろう。

 ・郷土の歴史、文化について誇りを持って語れる人間になろう。

 ・様々な国の人との出会いを大切にしよう。

 ・相手の立場に立ち、「自分に出来ることは何か」と常に考えること が出来る人間になろう。


ユネスコスクール加盟への狙い

 ユネスコスクールが目指すESD教育( Education for Sustainable Development )とは、

 「私たちと世界中の人々・将来世代の人々が、共に生き続けていける未来をどう創っていくかを、学校や家庭・地域・国・世界を舞台に、みんなで調べたり考えたり、意見を出し合ったりしながら、行動していける人間になる為の学習」なのです。
 言い換えれば、  “知る”(学校の勉強や地域の活動、地域外や外国の人々との交流を通して、自分の事だけでなく地域や世界の人々が抱える問題や生き方を理解する)、 
 そして“考える”(自分の問題だけでなく、相手や世界の人々が抱える問題について、自分に何が出来るかを考える)、

 その上で“行動する”(自分に出来ることを積極的に行動に移す)、

 この三つの資質を身につけた人間になる為に、知識と知恵・体験や交流・リテラシーとスキルを学校だけでなく地域や国を超えて身につける努力・活動をするものです。

 各学校には校訓がありますが、校訓を身につける為に授業や活動をいかに行うかは、各学校に課せられた課題です。ユネスコスクールの精神を突き詰めていくと、本校の校訓である「好学・自主・敬愛」の求める精神と全く同じであることに驚かされました。それならば、ユネスコスクールの活動を通して、本校の校訓が求める資質を生徒一人一人に身につけさせることが具体的に出来るのではないか、というのが今回のユネスコスクール加盟の狙いです。

 生徒諸君には授業で教わる知識だけでなく、ユネスコスクール活動で身につけた資質・スキルを活用して、本校の教育目標である「未来に生きる創造力豊かな人間性と、社会と人類の平和を愛する人間」に育って欲しいと念願しています。

 

             平成21年11月15日

             第13代校長 福永好典

 

 以下は平成21年当時の内容です。

 

ユネスコスクールについて

 

 ユネスコ(UNESCO)とは国際連合教育科学文化機関( United Nations Educational, Scientific and Cultural Orginization )の略称で、1946年設立された国際連合の専門機関であり、教育文化の振興を通じて戦争の悲劇を繰り返さないことがその設立目的である。

 ユネスコスクールとはユネスコ憲章に示された理想を実現し、また平和や国際的な連携を、学校での実践を通じて実現することを目的に1953年に設立された現在175カ国、約8000の学校が参加している世界規模のネットワークであるAspnet(UNESCO associated schools project network )の通称であり、現在日本では106校が加盟しており、今後5年で300校を目標に拡充が進められている。
 その具体的活動目的は、加盟校のネットワークを利用して、世界中の学校と生徒間、教師間で交流し、情報や体験を共有しあうこと、地球規模の諸問題に若者達が対処できるような新しい教育内容や手法の開発発展を目指すこと、となっている。また、特にESD ( Education for Sustainable Development ) 持続発展教育における活動拠点校と位置づけられている。研究テーマの柱は
     ① 地球規模の問題に対する国連システムの理解
     ② 人権、民主主義の理解と促進
     ③ 国際理解教育(異文化理解)
     ④ 環境教育
     ⑤ その他世界遺産、地域の文化財等に対する教育などである。

 

ユネスコ関係組織相関図

    United Nations (国際連合)

    United Nations Educational Scientific and Cultural Orginazation
                                       (UNESCO:国連専門機関の一つ)
                                
  国──── 日本ユネスコ国内委員会 (日本国としてのUNESCOの窓口:文部科学省内)
                   │                                              │         
                   └─┤ユネスコスクール  │    ASPUnivNet  ───┘         
                                                (ユネスコスクール活動を支援する大学ネットワーク)

         ┌─ 社団法人 日本ユネスコ協会連盟 (日本で民間ユネスコ運動を推進しているNGO)
  民間──┤                       └────  協賛各企業                    
         └─ 財団法人 ユネスコ・アジア文化センター ACCU                        
                    (ユネスコの基本方針に沿って、日本政府と民間の協力によって設立され、アジア太平洋地域
               ユネスコ加盟国と協力して事業を推進)
          

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