11月10日に第32回開校記念式典と第8回ユネスコ講演会が実施されました。武蔵台高校は創立32年を迎え新たな飛躍を目指します。

　その後、歌手でバンドゥーラ奏者でもあるナターシャ・グジーさんをお招きして開校記念演奏会(第8回ユネスコ講演会)が行われました。

　ナターシャさんはウクライナ生まれで、６歳のとき、１９８６年４月２６日未明に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、原発からわずか３．５キロで被曝しました。　その後、避難生活で各地を転々とし、キエフ市に移住します。ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、８歳の頃より音楽学校で専門課程に学ばれます。

　１９９６年・９８年救援団体の招きで民族音楽団のメンバーとして２度来日し、全国で救援公演を行われます。

　２０００年より日本語学校で学びながら日本での本格的な音楽活動を開始。その美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、日本で多くの人々を魅了しています。

　２００５年７月、ウクライナ大統領訪日の際、首相官邸での夕食会に招待され、演奏を披露。現在、コンサート、ライブ活動に加え、音楽教室、学校での国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で活躍されており、その活動は高校教科書にも取り上げられています。

　演奏会ではキエフの鳥の歌や、深い井戸、秋桜（コスモス）、防人の詩、等11曲が披露され、その美しい歌声に生徒達もすぐに引き込まれていきました。

ナターシャさんありがとうございました。

(開校記念式典の様子）

（校長式辞の様子）

(バンドゥーラを演奏をされるナターシャさん）

(生徒謝辞の様子）